「どっすん!」
パイロットがあまり上手じゃなかったのか、もの凄い衝撃を受けてニース空港へ着陸した。
(ニース便なのに提供されたブルターニュのビスキュイが美味しかった!)
今1番心配していることは、預けたスーツケースがちゃんと受け取れるかということ。昨晩のパリからニース便に間に合わなかったので、より一層心配になっていた。スーツケースは予想を反してすぐに受け取れた。しかし、受け取る電光掲示板の指示が前の便のままだったので、わかりにくかった。フランスは適当だ。
空港から出てすぐ上着を脱いだ。地中海の気候はこの時期が寒くも暑くもなく過ごしやすいと感じた。そしてすぐに、ぼくの初めてのガイドのお客さんと合流できた。モナコの自宅まで街の説明を受けながら景色に圧倒された。
(モナコの景色)
モナコの面積は、2平方キロメートルぐらいなので、「ここはフランス、あそこに見えるのはイタリアだよ。」と説明を受け、一瞬どの国にいるのかわからなくなった。車で案内を受けている時、現モナコ公のアルベール2世の車とすれ違った。それほど小さな国だ。
(街の至る所に植物があって、美しい!)
海辺から丘に登るように大きな建物が建てられているため、地図で見るのとは全く印象が変わる。埋め立て地にどんどん高い建物が建てられて、以前は見えていた地中海が見えなくなってしまった住民も多々いるらしい。街中に植えられた異国情緒な植物と海、地中海独特の建物とヨット。街全体がドルチェアンドガッパーナのブティックのように美しかった。街を歩く人も気品に溢れていた。
(お洒落カフェと貴族)
モナコは40000人弱と人口も少ないので、政治も小回りがきく。モナコ人が住宅を買う時はかなりの優遇があるそうで、外国からのお金持ちに対しては別の住宅価格がある。ただリセールに関しては、税金がかからないので投資目的には最適という仕組みになっているそう。モンテカルロの豪華なカジノやヨットクラブ、F-1グランプリなど豪華絢爛。街ではフランス語が公用語だけど、国境が近いイタリア語も聞こえてきた。
(植物園からの景色)
地中海に面した熱帯公園を散歩した後に家族の昼食会に招待頂いた。SOCCAというモナコの地元料理をマルシェで買って頂き、最近新しく出来たイタリアレストランで昼食を一緒に頂いた。
(スパイスがきいて美味しかったけど、結構淡白な味だった。)
(sauge( フランス語辞書参照 : アキギリ ⦅サルビア類⦆)という日本でいう紫蘇みたいなのが美味しかった)
昼食後は、街歩き。バスもかなり便利だけど端から端まで歩いてみた。モナコF-1グランプリで有名ですが、レースのある毎年5月はホテルの価格が5倍以上になるので今ぐらいが旅行に最適だと思った。
(カジノ・ド・モンテカルロ、パリのオペラガルニエを設計したシャルル・ガルニエ作)
海洋博物館と水族館にも行きたかったが、翌日はニースのシャガール美術館に行くことにした。(続く・・・)
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