Bonjour(ボンジュール).
C’est Monsieur A(セ ムシュー ア).
今回は、「カルロス・ゴーンショックについてまとめ」という題で記事を更新します。大きな騒動となっていましたので、日産自動車の前会長カルロス・ゴーンについてまとめてみました。カルロス・ゴーン氏と言えば、日産自動車が経営不振に陥ったところ、「日産リバイバルプラン」を立ち上げ復活させたことで世界的に知られていますが今回の事件の全貌を記したいと思います。
Table of Contents
カルロス・ゴーン氏のプロフィール
カルロス・ゴーン氏は、レバノン人の両親からプラジルで生まれ、レバノンで育てられたあと、フランスの工学系のグランゼコールに入りました。その後、ミシュランに18年在籍し、その功績を認められルノーより上席副社長として迎え入れられました。
1999年3月に経営危機に陥った日産自動車と資本提携を結び、最高執行責任者(COO)に就任、後に、日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)となりました。コストキラーとしての異名を持ち、日産リバイバルプランを成功させ、日産自動車をV字回復させました。
プラジル、レバノン、フランスと多重国籍を持つカルロス・ゴーン氏ですが、ブラジルでは大統領を狙っていたとも噂されています。
日産自動車は経営統合を恐れていた?
現在は、販売台数も売り上げも日産自動車が上回っています。議決権は、43%出資しているルノーにあり、日産自動車の取締役は、日産自動車出身が3人、ルノー出身が4人となっていました。
日産自動車の今の経営状況は、ルノーよりよい。経営統合される事が何よりも嫌だったのではないか?#日産 #ルノー pic.twitter.com/q774Asqxf3
— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年11月25日
ルノーの筆頭株主はフランス政府であり、経営統合することで日産自動車を飲み込もうとしていたのではと言われていました。ルノーの生産拠点は、ヨーロッパ中心で、日産自動車は、北米などに拠点があり両社にとってメリットがありました。株主総会では、カルロス・ゴーン氏の役員報酬について何時も話題となっており、フランス政府は、3割をカットすることでカルロス・ゴーン氏を日産自動車の会長職を継続させていました。
高い失業率が問題となっているフランスでは、日産自動車の工場を建設するということで雇用を生み出すと発表していました。フランスでは、カルロス・ゴーン氏の逮捕については日本の陰謀ではないかと報道されています。
フランスの国益をかけた次の出かたに注目しましょう!
カルロス・ゴーン氏の逮捕に至る経緯
カルロス・ゴーン氏は、約50億円の虚偽記載があり日産の社員から内部告発があったと言われています。カルロス・ゴーン氏は、日産自動車を私利私欲で動かしていたとのことで日産社内で不満が募っていたと報道されています。
家族旅行に数千万円、レバノンやブラジルへの住宅購入などが挙げられますが、このタイミングで逮捕できていなければ、日本には日産自動車のプライベートジェットで帰ってくることはなかったと言われています。
なぜ日産自動車は、今までカルロス・ゴーン氏の無申告について言及しなかったのか。最後の切り札にしてたのか。まだまだ解明されていないところがあります。
今回のカルロス・ゴーン氏のニュースについて纏めてみました。日本の大手会社がフランスに攫われるのではないかと危惧していたところ内部告発により逮捕、日本側が引き止めたのではないかと日本とフランスの間で取り合いになっている状況です。今後の展開についても注目していきましょう。
カルロス・ゴーンの経営論
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では、A la prochaine 🙂
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