「FIRE」人生の目標設定について

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Bonjour(ボンジュール),
C’est Monsieur A(セ ムシュー ア).

 

 

今回は「新しい目標設定について」過去を振り返りながら纏めました。
(※私的な意見もありますので、ご留意ください。)

 

 

2019年12月31日をもって私の会社員生活は終わりました。新卒で入社後5年9ヶ月の間勤めた後、どうしてもフランス語を使った仕事がしたかったので、フランス語ガイドとしてフリーランスで働くことにしたのです。

 

 

会社に入社した初日から自分にはサラリーマンという自由度の少ない働き方は向いていないと思いました。勿論、人それぞれであり、会社員の方が合うという人がいることも理解しています。何事にもメリットとデメリットはありますが、個人的には大きく下記の2つが好きにはなれなかった要因です。

 

1、平日1日8時間という時間的な制約
2、勤務地の地理的な制約

 

しかし、会社員であるメリットは、定期的に入る収入、退職金やボーナス、社会保険の会社負担という金銭的なインセンティブがあるのも事実です。ただ少子高齢化社会では、財務的に成り立たなくなる可能性があることも知っておくべきことです。

 

 

「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」という考え方があります。要は、「経済的に自立して、早上がりしよう!」ということです。

 

 

地理的・時間的な制約がなければ、好きな時に好きなことができる人生に変わります。(しかし、完全な自由というものはこの世にはなくて、人間は食べないといけないし、寝ないといけないし、欲に縛られています。)フランス語の原書で本を読むとかシャンソンを聴くとかバーチャルの世界でパリを旅行するとかフランス映画を観るとか・・・したいことを好きな時にできるようになります。

 

 

完全にリタイヤすることは、金銭的に達成できなかったのでフランス語ガイドとして独立し過ごした2019年でしたが、正直最高でした。

 

日本人がパリで働いてみて思ったこと

 

 

初めて会社に出勤したときは、研修やOJT制度がありましたので、3〜4ヶ月ぐらいはビジネスの礼儀や貿易実務について教えて頂いたり、施設見学や顧客挨拶同行など何も仕事をしていないのに給与が振り込まれていました。夏のボーナスや冬のボーナスの支給時は、今までの仕事で嫌だったことを全てチャラに精算してくれました。時が経つにつれてマンネリ化してくる仕事や転勤(海外転勤含む)、残業などをしているうちにこの働き方は、やっぱり自分には合わないと気付きました。

 

 

このまま70歳の定年まで働いて退職金を頂いても、「自分の人生は満足いくものにはならない!」と心底思ったのです。しかし、独立するにあたり下記の2つが問題点でした。

 

1、金銭的な問題
2、フリーランスで生きていけるのか

 

これらの問題を解決できれば自分に合う生き方ができるのではないかと模索しました。私生活ではフランス人の友達といる時間が多かったので、フランス語を教えているフリーの先生やワーキングホリデイで日本にきている友達が多かったのでなんとなくフリーランスになるとどうなるのかはイメージできていました(笑)

 

 

金銭的な問題については、まずは貯金から始めたのですが、貯金が増えるに連れて次第に投資に興味を持ち始めました。本を片手に株主優待株から始まり、高配当株に移行し、社会人3年目のときには当時の全財産500万円で社債を購入しました。次第に、自分も働くし、お金も働いてくれるということを肌感覚で理解するようになりました。

 

 

去年会社を辞めた時点では1,200万円の資産を保有していたので、大体自分たちの世代の退職金って2,000万円前後になるだろうという勝手な予想を元に、これだけあればある程度ボラティリティーの低いディフェンシブ投資をしておけば、定年の70歳(恐らくそうなる)までには自分の世代のサラリーマンぐらいの平均の退職金ぐらいは超えていくだろうと試算しました。皮算用ですが・・・。

 

 

サラリーマンの人質である退職金を確保できると、後は自分の月々に必要な生活資金のみをフランス語のガイドや広告の仕事と投資のインカムゲインとキャピタルゲインで稼ぐことができれば「フリーランスで生活できる!」と考えました。

 

 

実際に去年フリーランスとして働いてみて思ったことは、会社員と比べてフリーランスの方が税制面でのメリットが非常に大きいと感じました。将来返ってくるかわからない厚生年金・企業年金を積み立てる代わりに、小規模企業共済に決まった額を入れると税金控除になり将来の積立もできます。Ideco(確定拠出年金)に関しても満額積立できます。青色申告や経費控除なども魅力です。

 

 

近年に経験したリーマンショックや東日本大震災のことも頭にありましたので、コロナウイルスに 苛まれている現況ですが、固定費のかからない商売を心掛けていたので、収入は90%以上減りましたが赤字にはならないのでなんとか乗り越えられそうです。給付金に助けられたのは事実です・・・。

 

 

最後に目標設定についてですが、Twitterの「フランス語で生きよう!」というキャッチフレーズがあるのですが、フランス語で仕事に就くことができれば目標は終わってしまうことに今更ながら気付きました。その目標を継続していくという新たな目標を毎年立てるのでも良いと思いますが、どこに向かっていくべきなのかがこれでは定まっていません。「FIRE」が目標なのであれば、仕事の日数をある程度調整すれば、セミリタイアの状況は作り出せるし・・・

 

 

コロナ禍で時間がたっぷりあるので考えた結果、辿り着いたのが「日本文化を探究しフランス語で発信する。」とうい目標設定となりました。学んだことをアウトプットしたいのでカメラ機材を揃えていろんなところに出向いてドキュメンタリー番組を作ってみたいと思うようになりました。この目標を達成するには、下記の2つのことを学ぶ必要があります。

 

1、日本文化を学び続ける
2、映像を作れるようになる

 

新しい目標を達成するために動き出しているのですが、フランス語を勉強した時も同じでしたが全く上手くいきません。いくつか動画をYouTubeに上げているのですが思ったような動画は全く撮れていません(泣)

 

 

「日本文化を様々な方法で、尚且つ、フランス語で発信していく!」という新しい目標ができましたので、この目標を達成できるように今後は頑張っていきたいと思います。

 

 

フランスくん
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では、良いフランスライフを!!
A la prochaine 🙂

 

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