Bonjour(ボンジュール).
C’est Monsieur A(セ ムシュー ア).
いつもMonsieur Aのブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は、前々から書こうと企てていたガイド日記を書きたいと思います。
一日中フランス人のガイドをするので毎回ハプニングがあったり、面白い質問が飛んできたりする。それをガイド日記としてブログにあげると需要はあるだろうか?ちなみに今日は脱線して伏見稲荷大社へ寄った。 pic.twitter.com/sMBMzds323
— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年8月5日
約2年前に運よく京都へ転勤になり、福岡にいた時のフランス人の友達の紹介で京都でフランス人へのガイドを始めました。前々からフランス人向けのインバウンドの仕事に興味があり、好きなフランス語を生かしてこのような機会を切望していました。
世界的な健康ブーム、そして、フランスでの日本ブームの風にのって、人気のある宇治のお茶のツアーを任されることになりました。ガイドを始める前に下準備として、図書館で文献を探し、お茶の勉強に加え、フランス語への翻訳など準備をすることは沢山ありました。
始めはとても緊張して、慣れないフランス語でのお茶の説明に悪戦苦闘した時からもう1年以上がたったことに驚きを隠せません。
今では1年の勉強の成果、実際に宇治の茶農家を訪問し、お茶の種類やマーケットの勉強をしたことが遠い昔のように思えます。
今日は、先週の日曜日にガイドをした時の日記を綴りたいと思います。
特に7月半ばから8月半ば、そして、秋と春はフランス人の日本への訪問者数がピークに達します。
沢山のフランスからのお客さんを迎えるため、ガイド当日にどんな人とどんなことを話し、何を学んだのかを記録しようと考えつきました。フランス語で京都のお寺の紹介のカテゴリーもありますが、この京都ガイド日記のカテゴリーを追加することで、ガイド中に学んだこと、感じたこと、面白い質問などをできる限り、お伝えできればと思っています。
ガイドのコースとしては、「もう一つの京都」として京都府がプロモーションしている和束町にある石寺を訪れます。ここで、お抹茶や玉露、そして、煎茶がどのように作られているか、お茶のマーケットについてフランス語で説明します。時にフランス語圏以外の参加者もいらっしゃるのでフランス語と同じく拙い英語で一生懸命説明しています。
今日も朝7時に出発して、6時ごろに帰路に着くというコースだ。11月まで平日サラリーマンをしながら駆け抜ける!纏まった時間をとってフランス語を再復習しないとなぁ〜
来年の仏検一級と通訳案内士に向けて準備しようか🤔 pic.twitter.com/kW465vC1ch— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年8月4日
車がないとなかなか行けない場所なので、京都市内から離れた町を訪れる地元体験ツアーの需要は年々増しているように感じています。
茶畑でのお茶の説明の後は、実際に宇治田原(煎茶の発祥地)にあるお茶屋さんを訪れ、抹茶挽き体験、抹茶、玉露と煎茶を試飲頂き、苦みや旨味を感じてもらいます。
先週は、エアバスで勤務しているDenisさん一家を案内しました。奥さんはAir Franceのスチュワーデスをされている方だと仰っていました。8時間のガイドツアーなので、フランスの生活やその土地の郷土料理、深いところまでいけばどんなことを感じて生きているのかなどガイド中は沢山のことを話します。
お茶のツアーのお客さんから最近はツアー後に「凄い良かった。」と毎回メールを頂けるようになった☺️🍵 pic.twitter.com/oaLNNZBhoe
— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年8月9日
一般的に旅行に来て、ガイドを雇うのは約25%と言われていますが、医者や歯医者をしていたり、大企業で働かれている方の率が高く、人間的に尊敬できる人が多く私もいつかこのような人達みたいに人に優しくできる人間になりたいなと思わされます。
お茶の体験の後は、製造工場を簡単に説明し、宇治田原のお茶弁当を楽しみます。お弁当を食べながらもお喋り好きなフランス人の方々から日本の社会について、例えば、どのぐらいのバカンスがあり、平均年収など沢山の質問が飛び交います。彼らの好奇心に応えるために必死に頑張りますが、時には突拍子もない質問を受けることもあります。勿論、わからない時は「わからないので、調べます。」と正直に答えます。この繰り返しが次のツアーへ繋がります!
お弁当を食べた後は、平等院鳳凰堂へ向かいます。フランス語で記事も書いているので是非参考にしてみてください。
今日はお茶の説明はあまり受けなかったが、なぜか知らないけれど平等院の説明が受けた。やっと夏休み☺️🍵https://t.co/xiyJwgUt1z
— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年8月11日
今回は、まだ伏見稲荷大社へ行ったことがないと仰っておられたので、京都に帰る途中に少しいつものルートから離れて立ち寄りました。また、お子さんが任天堂のゲームが好きだと言うことで、京都の九条にある任天堂の本社も立ち寄りました。
このようにお客さんの需要に合わせて柔軟に対応することは大切です。好きな仕事で勝ち残っていくためにはまだまだフランス語も日本の文化についても学ぶことが多くありますが、足りないところは笑顔でいることや気配りを忘れないことでなんとか補おうと心掛けています。これは自分がガイドとして一人前になった時も大事にしたい姿勢です。
最後はホテルの前まで送迎すると、マルセイユ近郊に住まれているということからオリーブの形をしたチョコレートとカリッソンを頂きました。ガイドが終わった後にメールを頂いたり、チップやお土産を頂ける際は本当に満足して頂けた証だと思います。正直、始めたばかりの頃は頂ける回数が今に比べて断然に少なかったことがそれを証明しています。
今日はエクストラプロバンスの4人家族を案内した。お父さんはエアバス、お母さんはエールフランスのスチュワーデスと言っていた。何て心の余裕のあるいい方なんだろう。南フランスで有名なオリーブの形をしたチョコレートまで頂いた🇫🇷 pic.twitter.com/wQCUtBFlcs
— MonsieurA 🇫🇷フランス語で生きよう! (@daisuke13_a) 2018年8月5日
フランス語を使った仕事をしたいと言い続け10年の月日が経ち、大学入学と共に始めたフランス語ですが、やっとそのチャンスを掴みものになりそうなところまで来ているのでここでもっと加速して握り続けたいと思っています。
京都ガイド日記のカテゴリーでは、これからもガイドで感じたことや学んだことをアウトプットすると共に、個人的にも大切な思い出としても記録に残していきたいと思います。夢が叶ったといえば大げさですが、目標を達成できたことの次はそれを離さないこと、そして、さらに成長することを常に意識し日々勉強に励んでいきたいと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。是非シェアやコメントもよろしくお願いします!
では、A la prochaine 🙂
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